中学生にオススメのスマホの選び方を料金や機能などを比較しながらご紹介していきたいと思います。
とは言っても、実際、中学生でスマホは必要なのか?という点も懸念点です。
そこで、現代の中学生のスマホ事情を紐解くことからはじめていきます。
中学生のスマホ所持率・普及率は?
この数値は想像以上に高いものであるかと思いますが、今回は、警視庁発表の統計データと文部科学省発表の統計データをご紹介していきます。
警視庁発表の統計データ
平成27年時点での統計データになるので少し古いデータではありますが、下記表が結果をまとめたものになります。
スマホとスマホ以外となっていますが、スマホ以外にはガラケータイプのものや時計型キッズケータイが含まれると思われます。
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
---|---|---|---|
スマホ | 16.7% | 69.1% | 89.9% |
スマホ以外 | 49.1% | 18.1% | 7.7% |
所持率計 | 65.8% | 87.2% | 97.6% |
小学生でも65.8%の所持率、
中学生では87.2%の所持率、
高校生ではほぼ全員が所持という結果に。
また注目すべきは、中学生のスマホ所持率の高さ、
おそらく小学生ではキッズケータイと言われる防犯ブザー付きの携帯電話を契約している方が多いかと思いますが、中学校への進学とともにスマホへの乗り換えが大多数となっている点です。
文部科学省発表の統計データ
こちらも平成27年と少し古いデータなのですが、文部科学省発表の統計データによると、中学3年生の携帯電話・スマートフォン所持率は78.6%という結果に。
警視庁発表データ87.2%となっていますので、慣らしても約8割の中学生がスマートフォンを所持していると推測できます。
中学生がスマホを持ついじめと持たないことによるいじめ
中学生というと学生生活の中でも、一番いじめの多い学齢かと思います。
親としては、自分の子供がいじめられるほど悲しいことはありません。
そこで、スマホといじめを考えていきたいと思います。
スマホを持たないことによるいじめ
子供というのは身体的特徴しかり、なにかしらの少数派をいじめの対象とする傾向があるかと思います。
2015年時点で、中学生の携帯電話所持率は約80%。
約20%の中学生は携帯電話を所持していませんので、スマホを持たないことによるいじめというのもそこまで多くはないかと思いますが、ゼロとも言い切れないでしょう。
スマホを持つことによるいじめ
現在では、SNSの浸透により、LINEイジメなんて言葉も存在するようですし、以前では、学校裏サイトなんてものも存在しました。
きちんとフィルタリング機能のあるスマホを選択することで、裏サイトなどはアクセス出来ませんので、裏サイトに関しては衰退の一途を辿っているようです。
しかし、LINEでのいじめに関しては、時代を反映しているようなもので、「対面のいじめ」から「オンラインでのいじめ」へと姿を変えているといえるでしょう。
親としてどちらのリスクを取るか。
スマホを持たないことによるいじめも、スマホを持つことによるいじめもどちらも不安要素ではありますが、いじめだけでなく、変質者等に襲われた際のリスク等も含めて総合的に考えると、緊急時の連絡手段として持たせておくべきという結論に至るのが大半の親御さんの考えかと思います。
一つだけオススメしておきたいのは、フィルタリング機能のある格安スマホ・キッズスマホを選択するということ。
これだけは絶対に外さないで頂きたい項目です。
子供を守る為の中学生向けスマホ必須の機能
という訳で、「親としてどちらのリスクを取るか。」で解説させて頂きました通り、このページでオススメする中学生向けスマホとして、下記機能を搭載したもののみを比較対象のスマホとしています。
・フィルタリング機能
・GPS現在地確認機能
幼稚園児・小学校低学年向けのスマホ選びであれば、上記に付随して防犯ブザー機能もあれば良いかなとは思いますが、中学生向けという括りであれば、防犯ブザーは必須ではないかなと考えます。
防犯ブザー機能付きの携帯電話は小学生以下が契約対象になっているケースもあります。(中学生以上は契約不可)
フィルタリング機能
大人と同じ格安スマホやiPhoneなどを持たせる方もいるようですが、オプションサービスとしてフィルタリング機能は必須と言えます。
格安SIMを提供するMVNOでも、一部のMVNOではオプションサービスとして、フィルタリングサービスも用意しているので、そういった格安SIMを利用するのもアリです。
GPS現在地確認機能
中学生といえど、高校進学に向けて私塾へ通学させている方も多いかと思いますし、遅くなると21時等の終業となる塾もあるかと思います。
夜の帰宅には心配がつきものですので、GPSで現在地が追跡できる機能は、中学生向けスマホに必須の機能と言えます。
防水機能
子供は純粋なもので、スマホが壊れることによる金銭的ダメージというものを考えていません。笑
大人であれば、汗水流して頑張って稼いだお金で買ったスマホは必然的に大切に扱いますが、良くも悪くも純粋な子供はそうではありません。笑
そこで、防水機能をはじめ、防塵・耐衝撃機能まであると良いかなと思います。
防塵・耐衝撃に関しては、スマホ用カバー・ケースである程度カバーできますが、防水機能はカバーではどうにもなりませんので、これはオススメしたい機能の1つです。
中学生にオススメのキッズスマホ・格安SIM6選
ということで、上記の条件を最低条件とした、中学生向けスマホのおすすめをご紹介していきます。
キッズスマホは、あくまで中学校3年間の利用を想定しています。
高校生に入ってからも使えるスマホを与えたいということであれば、
中学生におすすめのキッズスマホ 4選
中学生にオススメのキッズスマホをご紹介していきます。
TONE
当サイトのおすすめ1位はTSUTAYAのスマホ「TONE」
理由は月額1,000円という安さ。
そして、格安SIM業界では、TONEとUQモバイルのみGPSの位置検索機能を搭載している点。
さらに、フィルタリング機能もキャリア同等のフィルタリング性能を誇ることからも、格安でありながらキャリアのキッズスマホ同等の機能。
そして、端末のキャリアのキッズスマホよりも高性能で長く使える点。
中学生向けのスマホとしては最高のコスパを誇るのがTONEだと思っています。
参考:TONE公式サイト
UQモバイル
当サイトのオススメ2位は「UQモバイル」
TONEと並び、格安SIMを提供するMVNOの中でGPSの位置検索が使えるMVNO。
UQモバイルでは、小学生・中学生向けオプションとして、位置情報検索サービスの「みまもりサービス」とフィルタリングサービス「filii」がセットで380円の「家族みまもりパック」がお得。
キャリアの位置情報検索サービスと異なり、検索回ごとの課金がありません。
さらに家族割として、2回線目以降は月額500円割引となります。
プランSなら月額1,980円ですから、家族割対象の2回線目以降は1,480円で使えるということです。
つまり、3人家族なら、1,980円+1480円+1,480円の4,940円!
ここに「家族みまもりパック」の380円が加算されるので、5,320円ですね。
参考:UQモバイル
Y!mobile
当サイトのオススメ3位は「Y!mobile」
理由としては、サブキャリアという位置づけの安さと実用性を兼ね備えたサービスで、高校進学後も使い続けられるのが魅力。
AU miraie f
オススメ4位はAUのmiraie f。
キャリアという安心感は大きなもの。
しかし、その代償として価格が高いのが難点です。
miraie fのレビューページでも詳しく解説していますが、端末を36回払いにしても、月額料金は4,000円程度。
端末代金を抜きで考えても、2年縛りがついて約3,300円。
また月額4,000円近く払っても端末の性能はTONEのスペックよりも劣ります。
月額料金だけ考えても、TONEの月額1,000円と比較するとかなり大きな金額差となっていますので、家計の節約への貢献を考えるなら、やっぱりTONE一択といえるでしょう。
参考:AU公式サイト
フィルタリング機能搭載の格安SIM 2選
親御さんの古いスマホを使わせたり、高校生になっても長く使えるSIMフリースマホを与えたい場合にはこちらを!
ただし、格安SIMで、GPSの位置検索に対応している業者がありません。
ですので、GPSでの位置検索は「Life 360」等のアプリを活用するしかありません。
こちらでピックアップした格安SIMも、「フィルタリング機能」は必須の条件でピックアップしていますので、お子様のキッズスマホとしての利用でも安心の格安SIMのみ紹介しています。
楽天モバイル
格安SIMシェアNo.1の楽天モバイル。
「i-フィルター」というフィルタリングサービスがオプションで用意されています。(別途月額300円)
端末も豊富でコスパの良さで人気なP10 liteなどもありますので、子供に長く使わせることを考えるなら楽天モバイルもオススメです。
参考:楽天モバイル
BIGLOBEモバイル
楽天モバイルと同じく「i-フィルター」がオプションで用意されています。(別途月額200円)
当サイト限定のキャッシュバックが20,000円付きますので、キャッシュバック加味すると月額料金はかなり安くなります。
3GBの通話SIMであれば、月額1,600円から利用できるので、2万円キャッシュバックがあると、約1年分の月額料金が無料というようなイメージです。
楽天モバイルには負けますが、セット販売されている端末も豊富ですので、安い端末からハイスペック端末までお子様の好みに応じて選ぶことができます。
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