小学生におすすめのキッズケータイ・キッズスマホをまとめました。
小学生のお子さんの携帯・スマホを検討中の方の参考になれば幸いです。
小学生の携帯所持率とスマホ所持率は?
前回の記事「中学生にオススメのスマホ」でご紹介しましたが、警視庁発表データによる、小学生の携帯電話・スマホの所持率は、65.8%となっています。
携帯電話とスマートフォンの比率としては、スマホユーザーの方が少ないですが、4人に1人はスマホを所持している形となります。
キッズケータイとスマホ、どっちにすべきか?
小学生向けの携帯電話として、キッズケータイとスマホ、どちらにするべきかという点について詳しく書いていきます。
まず、先程ご紹介した警視庁発表の統計上の「スマホ以外」というのは、防犯ブザー付きのキッズケータイであると推測できます。
現在のキャリアや格安スマホを販売するMVNOでは大半のラインナップがスマートフォンとなっており、携帯電話という括りに分類されるものは、シニア向けのシンプルケータイかキッズケータイのみだからです。
この警視庁の統計自体、学年別の統計が発表されている訳ではありませんので、低学年は防犯ブザー付きのキッズケータイ、高学年ほどスマホの所持率が高いと思われます。
ですので、学齢に応じて、キッズケータイとスマホを選んでも良いかと思います。
そこで、キッズケータイのデメリットとスマホのデメリットをそれぞれ比較してみましょう。
キッズケータイを持たせるメリット・デメリット
キッズケータイを持たせるデメリットとしては、月額料金がかなり高い点。
防犯ブザー付きのキッズケータイはキャリア3社でしか取扱いがなく、月額料金で1,500円程度を想定しておく必要があります。
スペックの割に端末価格が高価で、長く使うことは考えられないのが難点です。
また2年縛りを付けないと月額料金が割高となるので、2年間は使う前提での契約になるでしょう。
スマホを持たせるメリット・デメリット
小学生にスマホを持たせることに対して多くの人が抱く懸念点は3つ。
- 料金が高そう
- サイトの利用が心配
- アプリの利用が心配(ゲーム等)
まず、1点目の料金に関して
みなさんご存知の通り、格安SIM・格安スマホというものが浸透しつつあり、月額1,000円程度で利用が可能となっています。
格安スマホであれば、端末価格もピンきりですので、100円から買えるものもあります。
(Y!mobileのBLU GRAND LTE Xなど)
2点目・3点目のインターネット閲覧・アプリに関して
小学生にスマホを持たせるデメリットとして、ゲームアプリや有害サイトなどが心配という方も多いようですが、最近のキッズスマホも進化しています。
TONEなんかはサイトの閲覧制限(フィルタリング)は学齢ごとに設定が可能ですし、アプリの利用に関しても親の承認なく起動できない設計となっています。
それでいて、月額1,000円で利用できますので、中学生になっても高校生になっても安心して使えるという点ではコスパ最強のキッズスマホかと思います。
結局、どちらにすべきか?
まず言えるのが、防犯ブザー機能が必須であれば、間違いなくキッズケータイを選びましょう。
3キャリアでそれぞれ取扱いがありますので、選択肢としては3つのみとなります。
・docomo(キッズケータイF-03J)
・AU(mamorino3)
・Softbank(みまもりケータイ4)
※docomoのキッズケータイのみ、親がdocomoを契約している必要があります。
逆に、防犯ブザーは無くても、位置情報が把握できたり、アプリ制限・サイト閲覧制限が出来れば良いという方であれば、TONEがオススメです。
ということで、キッズケータイとキッズスマホをそれぞれご紹介していきます。
防犯ブザー付きキッズケータイ3機種とキッズスマホの比較
防犯ブザー付きのキッズケータイ3機種の料金・機能を比較していきます。
項目 | docomo キッズケータイF-03J |
AU mamorino3 |
Softbank みまもりケータイ4 |
---|---|---|---|
月額料金目安 | 約1,000円 | 約1,000円 | 約1,500円 |
防犯ブザー | ○ | ○ | ○ |
現場急行サービス | ☓ | SECOM | セントラル警備保障 |
現場急行料金 | – | 5,000円 | 5,500円 |
位置検索機能 | ○ | ○ | ○ |
位置検索料金月額 | 200円/月 | 300円/月 | 無料 |
位置検索料金/回 | 5円/回 | 無料 | 5円/回 |
防水 | IPX5/8 | IPX5/IPX8 | IPX5/8 |
防塵 | IP6X | IP5X | IP5X |
耐衝撃 | MIL規格準拠 | MIL規格準拠 | MIL規格準拠 |
月額料金自体大きな差は無いですが、現場急行サービスの対応に違いがあります。
docomoは非対応、AUはセコムの現場急行サービス対応、SoftbankはCSP(セントラル警備保障)のかけつけサービス対応。
位置検索に関しても、若干料金の違いがあります。
防水・防塵・耐衝撃に関しては、あまり差がありません。
キャリアに関しては、家族割引がありますので、両親がご利用中のキャリアでまとめる方が大半かと思います。
逆に、両親が格安SIM・格安スマホを利用している場合には、次の項目でご紹介するTONEがオススメです。
キッズスマホ「TONE」は小学生でも安心?
CD/DVDレンタル最大手「TSUTAYA」のキッズスマホ「TONE」について詳細をまとめていきます。
月額料金も1,000円とシンプル。端末のスペックもキッズケータイのそれとは比較にならないほど高性能ですので、長く使えるという点でコスパがかなり良いでしょう。
参考:TONE公式サイト
まず、小学生のキッズスマホとしての必要機能は網羅しているので、小学生でも安心して使えるでしょう。
ただし、唯一、キャリアのキッズケータイにあって、TONEにないものとして、防犯ブザー機能が挙げられます。
ただし、ソレ以外の機能に関しては、網羅されています。
(詳しくは、TONEレビューのページをご覧頂ければと思います。)
・GPSの位置検索機能
・利用時間制限
・サイト閲覧制限(フィルタリング機能)
・アプリ利用制限(親の承諾なしに起動できない)
などなど、小学生にスマホを与える事による不安の大半は、親が設定・制御出来るようになっているので安心です。
小学生に持たせる携帯・スマホまとめ
ということで、小学校低学年で防犯ブザー機能を持たせたいという方はキャリアのキッズケータイを。
小学校中学年・高学年になってきて、友達のスマホ所持率も増えてきた年頃で、防犯ブザーもいらない。ということであればTONEがオススメです。
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